ビルド案:夜型サジタリウスアタッカー
0.はじめに
このビルドは、「ver4.39.0」で強化された装備「ケイローンの長弓」の活用をメインに据えています。
最大のウリは、「命中を上げれまくればよい」というシンプルさです。(注意:ただしコンビを組む着火役は必要です)
上述の特徴のとおり、このビルドではスキル「サジタリウス」の仕様である「ダメージ計算における攻撃力と魔力が自身の命中×75%上昇する」をフル活用するためにひらすら命中を上げまくることを目指します。そのために主に夜命中を活用しまくるためビルド名に「夜型」と付けてます。
他のメリットとしては、ケイローンの長弓は高い反撃無効率を誇っているため、追加の対策ほとんどなしで高反撃の敵がひしめく難所にも投入できます。楽です。
ある程度極まれば、季節戦のメインアタッカーを務められるくらいには仕上がるはずです。
1.ビルドの概要
ギミックと呼べるほど気の利いた仕組みは特にありません。支援攻撃で異常と裂傷を適度に撒きつつ、定期的に高火力&広範囲の攻撃をぶっ放し、そのついでに集中カウントを稼いでさらに強化・・というのが基本的な動きになります。
攻撃の特性上、ステータスの注意点としては以下のポイントが挙げられるでしょう。
- 最優先は命中です。上げれば上げるほど火力が上がり、攻撃も当たるので一挙両得。最低命中もほとんど気にしなくてよくなります。
- 攻撃回数もそこそこ必要です。メイン火力のサジタリウスは高貫通に加えて対象の貫通耐性を10減らしてダメージ計算されますが、貫通でダメージ範囲を広げるには攻撃回数に余裕が必要です。
- 貫通を盛れるに越したことはないです。上述の通り貫通を活用するので高いほど沢山の敵をたたきやすくなります。
- OPがある程度必要です。このビルドでは《海賊王》による格闘変換を活用しますので、50~62.5くらいOPがあるとステータスが盛りやすいです。高めすぎても無駄になるので注意。
- 支援発動率が高いとサジタリウス発動頻度が上がるのでMAXまで高めたいですが、このビルドではそこまで上げられませんので、「ディオスクーロイ」+「双子の絆」で何とかします。
2.種族
ヒューマン
- 「器用貧乏」による「その他の装備数+1」が大きすぎます。状況によってはアクセサリ1つで命中が10万近く伸びることもあるので、このビルドでは恩恵のすごさが他の追随を許さない。
- 集中カウントを活用するので、「多情多感」は嬉しさが大きいです。
ドレークセットで「組織力」をとれるので余裕が生まれます。「調和」「適応力」あたりはお好みで。
3.二つ名
前:悪の (次点で、いたずら好きな)
後:算術士
称号「半馬の射手」を活用しようとすると毒が致命傷になりかねないので、「無効:毒」がほぼ必須です。このビルドでは「悪の」で確保します。「無効:呪い」もアタッカーにはほぼ必須ですし、加えて装備で後述しますが吸収から命中への変換も使うので微々たるもの(10%程度)ですが火力の補強になり、無駄になる要素が少ないです。
毒・呪い対策を二つ名以外でとれている場合は、「いたずら好きな」も面白いです。攻撃力の低下はこのビルドでは気になりませんし、攻撃回数をがっつり稼げて支援攻撃で動いたときに状態異常を少しだけ撒けるようになり活躍の幅が広がります。
「算術士」はほぼ必須です。命中倍率・攻撃回数・多段とこのビルドに必要な要素が全て入っており相性バツグンです。
他の候補としては、「占い師」で高い反撃無効率から命中倍率を盛るのもアリかもしれません。
4.ジョブ&スキル構成
メインジョブ:フェンサー
サブ1:グラディエーター
サブ2:自由枠
- メインジョブ:フェンサー
- 攻撃回数が多いタイプなので、「刀研ぎ」によるダメージ底上げが強すぎます。
- 行動回数が多くよく命中するので、「ピアッシング」とも相性は良いです。
- 貫通させまくって「インペイル」で集中カウントを稼ぎましょう。さらに火力が上がります。
- サブ1:グラディエーター
- 「コンバット」で格闘による命中の底上げを狙います。
- 「マルチウェポン」+ドレークセットで、全物理属性60%アップ
- サブ2:自由枠
- ダンジョン、PTメンバー、装備等によってかなり変わってきます。戦略に合わせて選びましょう。
- 候補1「スカウト」→極意+「支援体勢」「測量術」。「生物の知識」は二つ名「いたずら好き」にしているとさらに輝きます。最もサジタリウスをたくさん打てる組み合わせかも。
- 候補2「シーフ」→「怪盗乱磨」で命中かせぐ+解錠役+敵によって「ソフトタッチ」。命中が最も伸びる組み合わせかも。
- 候補3「ルーンナイト」→極意で命中10%アップ+「ルーンの追撃」「ルーンの導き」コンボで命中ブースト。一番安定した破壊力がある組み合わせかも。
- 候補4「セスタス」→「ノーガード」「ジャイアントキラー」「怒涛」あたりが狙い
- 候補5「バーサーカー」→「ブラッドプレッジ」で低HPギミック活用
- 候補6「マシーナリー」→極意で命中10%アップ+銃活用(難しい)
候補1~3が特におすすめです。なお、サブ2を「スカウト」にした場合のスキル構成は以下の通りです。
今回の例では、《大顎》による拡散+貫通変換の方が強いと判断したことから、「一点突破」は不採用としています。《大顎》無しなら「一点集中」→「一点突破」でOKです。
5.装備
・オプションについて
- ★3想定だと、OPは3か所
- 夜命中はできれば4か所以上
- 残った枠は、命中/突威力/貫通
・武器
必須:《海賊王》ケイローンの長弓
残りの2枠:ケイローンの長弓
命中性能でケイローンの長弓を上回るものは今のところないので、3本装備が基本になります。ティルフィングも高命中ですが、近距離攻撃になってしまうのでNGです。
称号は、1枠は《海賊王》で確定です。+が付くとさらにステータスが底上げされるので狙っていきましょう。
残りの2枠は自由枠ですが、固有称号では《半馬の射手》による各能力値の底上げ、《大顎》による拡散→貫通変換、《半獣の牧神》による混乱と命中の補強あたりが+付きも狙えてオススメです。
・頭/鎧/手/脚:ドレークセット
称号のオススメは以下の通り。
- 頭:九頭竜
- 鎧:蒼海
- 手:半馬の射手
- 脚:五番目の烈鳥
《九頭竜》は攻撃回数・多段・最低命中率・状態異常と、このビルドの強化に繋がる要素がてんこもりでかなり相性が良いです。
武器で半馬の射手をカバーできている場合は手が自由枠になります。
二つ名を「いたずら好きな」にしている場合は、さらに鎧が自由枠になりますが、代わりにどこかで《鋼の聖女》を採用して毒耐性を確保しておく必要があります。
金塊船周回や竜骨座を活用すれば頭と手は+付きが狙えます。
・装飾品
必須:ディオスクーロイ
他の2枠:セントエルモの双火、カマソッソの瞳等の夜命中が高い装備。
セントエルモの双火は高夜命中+オプション率+暗闇・悪天候無効化なのでほとんど必須といってもいいほどこのビルドとは嚙み合ってます。
カマソッソの瞳は高い夜命中だけでなく、吸収→命中変換があるので二つ名「悪の」の吸収能力が無駄になりません。蝙蝠座は夜命中が出やすくなるので、★3夜命中のカマソッソの瞳を狙いやすいところもポイント高いです。
そのほかでは、アンチオリハルコン・慈悲の懐中時計・監視者の指輪・ファイアーゲイザーあたりに夜命中オプションが付くとかなりの戦力アップが望めそうです。
称号は《片割れの人+》がほぼ必須です。スキル「支援攻撃」と「双子の絆」はぜひ欲しいところ。
もう一つの必須称号は《水晶瞳》です。《海賊王》との相性が抜群で、OPを上げるともりもり命中が上がります。+つきの噛み合いアクセサリーはサジタリウス向け神器と言えるでしょう。
残りの1枠はフリーです。《不退転》《心眼》《射手》あたりがオススメです。
・具体例
装備例は以下のような感じになります。
上記の装備で、サブ2を「スカウト」にした場合のステータスは以下のようになります。
6.パーティ構成
支援ビルドなので着火役が必須です。サジタリウスだけでも火力が十分なので、着火役にはそこまで火力が求められませんが、行動回数はできるだけたくさん稼げるビルドが向いています。
現状では、カバーリングアタッカーが火力と行動回数のバランスがよく着火役には適任といえるでしょう。カバーリングアタッカーについては以下のKeiyaさんの記事等を参考にしてみて下さい。
着火役にも「ディオスクーロイ」+「双子の絆」を付けるのをお忘れなく。
さらに、夜命中を活用しているので夜にしか本領発揮できません。ただし《夜王+》や「ざくろ石の剣」等で強制的に夜にすればリアルの昼間にも活躍してくれます。他のメンバーに持たせてあげてください。
7.アレンジ案
ドレークセットを使わないで、忠犬の制御兜+《六番目の忠犬》を軸に支援発動率を高めていく方向性もアリです。この場合、《白銀の一角獣》ネクタールとのシナジーが出るため、状態異常に強いサジタリウスビルドとしても魅力的です。
その他には、メイン:スカウト+サブ:マシーナリーで近距離支援ビルドという方向性もあるかも。バラージと零距離射撃によってさらなる命中の加算が期待できます。
《水晶瞳+》を採用できている場合は、マジックドレインでライブラを連発するのも面白いかもしれません。
8.最後に
サブジョブがわりと自由なことやドレークセット以外の可能性もあるので、かなりバリエーションは広そうなビルドかなと思います。支援アタッカーがほしいぜ!というときに、この記事が参考になれば幸いです。
では楽しいアルテスライフを!